“希ガス”から“貴ガス”への改称に「知らなかった!」とネット騒然 「どちらでも問題ない」「学校や先生によって違ってくる」との声も

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 7月15日夜から7月16日にかけて、Twitterで「貴ガス」の表記に関するツイートが話題となっています。

 話題の発端となったのは「息子が化学の問題で『貴ガス』と書いていたので、誤りを指摘したら反論された。えっ、今は『希ガス』って言わないの……?」とのツイート。このツイートは投稿から半日ほどで1万2000を超える“RT”と、1万8000を超える“いいね”を集めるほどの反響がありました。

 この「貴ガス」の表記に関して、他のユーザーからはどのような反応があったのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。

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「貴ガス」の盛り上がりは?

 話題の発端となったツイートが7月15日22時ごろに投稿され、日をまたいで7月16日8時ごろから大きく話題となりました。

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そもそも「貴ガス」とは?

 まず、話題となった「貴ガス」の表記について軽く触れておきます。

  貴ガスとは、周期表第18族に属する6種の元素「ヘリウム」「ネオン」「アルゴン」「クリプトン」「キセノン」「ラドン」の総称で、もともとは「希ガス」と称されていました(参考:貴ガス(きがす)とは – コトバンク)。

 しかし、2005年に英語表記がrare gasからnoble gasに改められたことによって、日本語での表記も希ガスから貴ガスへと変更になったとのことです。

 このツイートが話題となったことで、他にも「なるほど、希ガスではなく貴ガスへと日本語の表記が変わったのか」「え……18族元素って希ガスじゃなくて『貴ガス』になったの? 知らなかったわ〜」と、表記が変更されたことを初めて知ったとのユーザーも多く見られました。

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教育現場ではどちらの表記が正解?

 話題の発端となったツイートでは、息子の間違いを指摘したことで反論されたとのことでしたが、他のユーザーのツイートを見てみると「学校で先生がメチャクチャ熱弁していたけど、結局試験では希ガスでも大丈夫らしいって言っていた気がする」「どっちでもいいって習った」と、どちらの表記でも間違いではないと判断する教育現場もあるそうです。

 また、現役の学生からは「私は高校生ですが、希ガスと教わりましたよ! 周期表18族の元素ですよね!」「希ガスって習いました」と、改称後も旧称の希ガスで習っているとの声も。中には「学校や先生によって違ってくるから、面倒ですね」と、教育現場によって教え方が異なるとの指摘も見られました。現場も大変そうですね。

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ネットスラングとしての「希ガス」

 希ガスとして「気がする」の誤変換から流行したネットスラング。最近ではめったに使わなくなりましたが、貴ガスが話題となったことでネットスラングを思い出したというユーザーも少なくないと思います。

 そんなネットスラングの希ガスについても「『〇〇のような希ガス』はもう古い! これからは『〇〇のような貴ガス』を使っていこうな!」と、表記を変えていこうとの呼びかけが見られました。うーん……流行らない貴ガス。

調査概要

調査期間2020年7月15日~2020年7月16日
調査対象Twitter
調査件数1249 件(10%サンプリング)
調査キーワード貴ガス
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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