失敗しない不用品回収業者の選び方! 信用できる事業者を見極めるには?

ツイートする Tweet ツイートを見る
Share
LINE
hatena
Home

 不用品の処分方法に迷ったとき、チラシなどを参考に不用品回収業者へ問い合わせる方が多いと思います。しかし、悪徳業者が一人暮らしの女性や高齢者をねらって不当な金額を請求するケースも相次いでいます。

 悪徳業者に騙されることなく、信用できる事業者を選ぶにはどうすればよいのでしょうか。この記事では「信用できる不用品回収業者の選び方」について解説します。

荷台に家具を載せたトラックの模型
https://curama.jp/magazine/

ハウスクリーニングやエアコンクリーニング、家事代行、不用品回収まで、暮らしにまつわる様々な「こまった」をくらしのマーケットマガジンがひとつひとつ丁寧に解決します。

advertisement

1. 不用品回収業者の信用度を確かめるための「基準」とは?

 まずは、信用できる不用品回収業者かどうか確かめるときに役に立つ基準(許可)について知っておきましょう。

 不用品回収業を商売としてやっていくためには、前提として「古物商許可」を都道府県の公安委員会から受けている必要があります。

 悪徳業者は、この古物商許可を受けていない場合があります。不用品回収業者に問い合わせる際には、事業者のホームページなどを見て「許可の有無」を確かめておきましょう。

【豆知識】「不用品回収」と「廃棄物収集」の違いにご用心

 豆知識として「不用品回収」と「廃棄物収集」の違いについて補足して解説します。

 そもそも不用品回収業とは、一般家庭などで不要となった品物をリユース・リサイクル可能なものとして回収を行う事業のことを指します。つまり、不要となった品物を「再利用できるもの」として回収し、それらを売買・交換することによって収益を得る事業のことを言うのです。

 一方、壊れたり腐敗したりして再利用できなくなった廃棄物を回収してもらう「廃棄物収集」はどうでしょうか。

 一般の家庭ごみや廃家電、破損・腐敗した家具や産業廃棄物などの「廃棄物」を回収・処分することは、原則として自治体から一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた事業者しかできません。現状、一般廃棄物収集運搬業の許可の新規取得は極めて難しいため、限られた事業者しか廃棄物収集は行えないことになっています。

 廃棄物処理法違反となった場合、懲役や罰金等の罰則が科せられることがあります。これは事業者側が注意すべきルールではありますが、依頼する側も予備知識として知っておいて損はありません。

advertisement

2.「要注意」の不用品回収業者の特徴

不用品回収業者を選ぶのに困っている女性

(1)チラシで「無料」と宣伝する不用品回収業者

 ポストに不用品回収業者のチラシが入っていることがありますよね。このチラシに「無料で回収します」「どこよりも高く買い取ります」と過剰な宣伝文句が書かれていることもしばしばです。

 しかし、出張して不用品を回収するのにコストが発生していないはずがありません。

 回収料金は無料であったとしても、高額な「交通費」を請求されたり、「運搬費用」という名目で別料金を請求される場合があります。その巧妙な手口に呆れてしまうほどです。都合のよい売り文句に騙されて、悪徳業者を選ばないよう注意しましょう。

(2)地域をトラックで巡回している不用品回収業者

 軽トラックなどで地域を巡回している不用品回収業者・廃品回収業者を見かけたことはありませんか?

 多くの場合「無料で回収します」とスピーカーで鳴らしながら集客していますが、こちらも安易に信用してはいけません。先ほどと同様に言葉巧みに「交通費がかかる」「トラックの停車料金がかかる」などと利用者を脅す事業者が後を絶たないのです。

 「無料ほど高いものはない」とはまさにこのこと。十分注意するようにしましょう。

advertisement

3.不用品回収(処分)サービスの種類と選び方

 回収あるいは処分してもらう不用品の量や個数、売り出したときの価値(市場価値)によって処分方法は異なります。参考として以下の表を参考にしてください。

※注意※ サービス内容や料金は必ず事業者に確認してください。

おすすめの不用品処分方法不用品の状態
不用品回収不用品の量が多い
不用品のサイズが大きく1人で搬出が難しい
不用品の種類が多岐に渡る
リサイクルショップ不用品が運べる程度の量
不用品が運べる程度のサイズ
不用品がブランド品や骨董品、美術品、輸入家具などの高級品
不用品が未使用品、または状態がいい
引越し事業者不用品が1点〜少量
不用品が一般的な家具家電のみ
不用品を引越し当日まで使用する
自治体などのゴミ収集不用品に破損・傷・汚れ・臭いがある
不用品が再利用できない

 大型家具から小物まで、不用品の種類が多い場合は、複数の事業者に依頼するのも手です。大型の物は不用品回収、高値で引き取ってもらえそうな物はリサイクルショップに持ち込むなど、状況に合わせて処分方法を検討してみてください。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

関連タグ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

「ライフ」のアクセスランキング