Twitterの休眠アカウント削除、反発多数も「黒歴史が消えるのは助かる」など賛成意見も

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 米Twitter社が、放置期間の長い「休眠アカウント」を削除する、という警告メールを送っていると海外メディアの報道でわかりました。 期限は12月11日だとしており、半年以上ログインがないアカウントが大規模に削除される模様です。

 Twitterは以前から、定期的なログインとツイートを推奨してきましたが、「削除する」という警告メールの発信はこれが初。最新のプライバシーポリシーに同意してもらうことや、フォロワー数水増しを防ぐための措置だと説明していますが、日本国内ではさまざまな意見が見られます。

11月28日12時追記:ユーザーからの反発を受け、Twitter社は謝罪と共に「故人のアカウントを追悼する新しい機能を準備するまで、停止アカウントは一切削除しません」と発表しました

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27日昼からツイート数が急増

 Twitter上で「休眠アカウント」がつぶやかれた件数を調べてみると、11月27日朝からツイートが増え始め、27日12時にかけてピークに。その後も勢いは衰えず、28日に入っても引き続き盛り上がり続けています。

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アニメやドラマの公式アカウントが消える?

 Twitter上で多かった意見は、「すでに放送が終了しているアニメやドラマの公式アカウントが消えてしまうのでは?」というもの。そこでしか見られない情報などもあることから、「どうにか維持してほしい」「中の人、早くログインしてください」などの声が見られました。

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故人のアカウントも消える?

 また、ネット上では亡くなられた人のアカウントも削除されるのではないか、という心配の声が上がっています。

 故人である家族や友人、あるいは芸能人やアーティストなどのツイートが見られなくなることに対し、「思い出が消えてしまう」「生きた証が継続されなくなる」などの意見が。ネット上では、故人が亡くなった後もブログやSNSアカウントなどに定期的にコメントを残していく「デジタルお墓参り」のような文化がありますが、そうした行為も難しくなることが予想されます。

 米Facebookには、亡くなった人のアカウントを残す「追悼アカウント」システムがありますが、そのような仕組みを用いて、後世にアーカイブを残すことの重要さを主張している人も見られました。

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「黒歴史が消えるのは助かる」

 一方で、登録したパスワードやメールアドレスを忘れてしまい、ログインができなくなった「黒歴史」のアカウントが消えることを喜んでいる人もいるようです。 過去の恥ずかしいツイートや写真などを含んだ「黒歴史」が自動で削除されることに、「やったーーー」「助かるね」などのコメントがありました。

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このまま休眠アカウントは削除されてしまう?

 Twitter社は、米国メディア・The Vergeの取材に対して「現状では亡くなった方のアカウントを記録する手段がありません。しかし担当チームはその方法を検討中です」と答えました。期日である12月11日までに解決策が求められます。

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