「科研費の配分額が多い大学」ランキングTOP30! 第1位は「東京大学」【2023年度データ】

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 「科学研究費助成事業」(科研費)は、文部科学省の外郭団体である日本学術振興会が取り組んでいる事業です。基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を発展させることを目的とした「競争的研究資金」で、ピアレビュー審査により独創的・先駆的な研究に対する助成を行っています。

 そんな科研費において、配分額が多いのはどの大学なのでしょうか。本記事では、日本学術振興会が発表した2023年度の配分結果をもとに、「科研費の配分額が多い大学」をランキング形式で紹介します。さっそくランキングを見ていきましょう!

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(出典元:日本学術振興会「科研費の配分結果 令和5(2023)年 2回目」

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「科研費の配分額が多い大学」ランキング

画像:写真AC
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第2位:京都大学(137億109万円)

画像:PIXTA

 第2位は「京都大学」でした。2023年の科研費は137億109万円です。

 京都府京都市左京区に本部を置く京都大学は、1869年に大阪で開校した「舎密局」を源流とする国立大学。創立以来の「自由の学風」を継承・発展させながら、多元的な課題の解決に挑戦し、地球社会の調和ある共存に貢献することを目指しています。日本人初のノーベル賞受賞者となった湯川秀樹さんをはじめ、数多くのノーベル賞受賞者を輩出している世界レベルの研究力が魅力です。

 科研費の採択件数は2933件。新規応募は2237件で、そのうち採択されたのは914件、採択率は40.9%でした。過去5年間の新規採択の累計数では、「地理学、文化人類学、民俗学」「心理学」「代数学、幾何学」をはじめ、「解析学、応用数学」「土木工学」「高分子、有機材料」など、数多くの分野でトップとなっています。

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第1位:東京大学(208億5142万円)

画像:PIXTA

 第1位に輝いたのは「東京大学」。2023年の科研費は208億5142万円でした。

 東京都文京区に本部を置く東京大学は、1877年に創立された国立大学。資質を有するすべての者に門戸を開き、広い視野を持ち高度な専門的知識と理解力・洞察力・実践力・想像力を兼ね備え、国際性と開拓者的精神を持った、各分野の指導的人格の養成を目的としています。総理大臣やノーベル賞受賞者、宇宙飛行経験者など、優秀な人材を数多く輩出。世界的な大学ランキングである「QS世界大学ランキング2024」や「THE世界大学ランキング2024」において国内1位に輝くなど、その研究や教育は国内外から高く評価されています。

 科研費の採択件数は3948件。新規応募は3317件で、そのうち採択されたのは1367件、採択率は41.2%でした。過去5年間の新規採択の累計数では、「思想、芸術」「歴史学、考古学、博物学」「政治学」をはじめ、「社会学」「物性物理学」「素粒子、原子核、宇宙物理学」など、さまざまな分野でトップを獲得しています。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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