【都立高校】「全日制普通科の実質倍率」ランキングTOP29！　第1位は「新宿高校」【2024年度入試】

　東京都が設置・運営を行っている都立高校。その中で全日制普通科の実質倍率が最も高いのは、どの高校なのでしょうか。

　本記事では東京都教育委員会が発表したデータを基に、都立高校の全日制普通科の実質倍率をランキング形式で紹介します。なお、本ランキングではコース制の普通科は対象外とし、転勤者生徒特別枠・転入学者特別枠・推薦入学手続者・連携型入学手続者・在京外国人生徒対象・海外帰国生徒対象（帰国生徒対象・引揚生徒対象）および分割後期募集の人員を除いたものとなっています。

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著者・編集者：センター

1978年生まれ。40代で外資系IT企業を早期退職し、何故かライターに転身。阪神タイガースと初代ガンダムをこよなく愛するオッサンです。趣味はプロ野球観戦、ゲーム、一人カラオケ。好きな競走馬はタップダンスシチー。日記と脳トレが日課。

（出典元：東京都教育委員会「令和6年度東京都立高等学校入学者選抜合格発表」）

【都立高校】「全日制普通科の実質倍率」ランキングTOP29

第4位：芦花高校（1.88倍）

　第4位には2校が並びました。1校は「芦花高校」です。全日制普通科の受験者数417人に対し合格者数は222人、実質倍率は1.88倍でした。世田谷区に位置する芦花高校は、都立高校改革推進計画に基づき、2003年に創立された単位制の高等学校です。

　東京都教育委員会より進学指導研究校の指定を受けていて、生徒の進路希望実現に向け、大学進学に必要な科目を系統的に学べる仕組みを構築しています。また、単位制の高校として大学進学に必要な科目はもちろん、「第二外国語」「保育基礎」「弓道」「ビジュアルデザイン」「声楽アンサンブル」など、多彩な科目を設置しているのも特徴です。

第4位：向丘高校（1.88倍）

　「向丘高校」も第4位にランクイン。全日制普通科の受験者数418人に対し合格者数は222人、実質倍率は1.88倍でした。文京区に位置する向丘高校は、1948年に東京都立向丘高等女学校と東京都立本郷女子商業学校を統合し、誕生した高等学校です。

　向丘高校では主体的・対話的な学びを促すため、授業ではグループワークやペアワークなどを積極的に採用しています。また、年間18回の土曜授業をはじめ、英語4技能対策・留学対応・習熟度別授業・少人数制授業・リーダーシップ教育など、さまざまな学習への取り組みを実施。また、データ分析やオンライン学習など計7つの進路戦略を駆使し、生徒の希望進路の実現を支援しています。

第3位：本所高校（1.94倍）

　第3位は「本所高校」。全日制普通科の受験者数371人に対し合格者数は191人、実質倍率は1.94倍でした。墨田区に位置する本所高校は、1931年に創立された東京市本所区第一実業女学校を前身とする高等学校です。

　本所高校では授業による学力向上はもちろん、社会と自らの関わりを考え研究する独自の探究プログラムにより、自ら考え行動する力を育成。英語検定の全員受験やオンラインでの海外校との交流をはじめ、体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」への参加など、英語教育と国際理解への取り組みにも力を入れています。

第2位：豊島高校（2.07倍）

　第2位は「豊島高校」。全日制普通科の受験者数527人に対し、合格者数は255人、実質倍率は2.07倍でした。豊島区に位置する豊島高校は、1936年に創立された東京府立第十高等女学校を前身とする高等学校です。

　1年次は基礎的な知識を幅広く学び、2年次に文系・理系の選択をしつつ、国公立大学入試（二次）に対応できるカリキュラムを構築。また、東京都教育委員会から理数教育重点校に指定されていて、都内・近県の科学博物館や恐竜博物館を無料で見学できる「サイエンスミュージアム探究」を実施しています。

第1位：新宿高校（2.12倍）

　第1位は「新宿高校」。全日制普通科の受験者数610人に対し合格者数は288人、実質倍率は2.12倍でした。新宿区に位置する新宿高校は、1921年に創立された東京府立第六中学校を前身とする高等学校です。

　選択型単位制高校の新宿高校には学年の区別がなく、3年間で必修科目と選択科目を学び、所定の単位数を取得すれば卒業できるのが特徴。東京都教育委員会から進学指導特別推進校に指定されていて、国語・数学・英語・化学で習熟度別授業を実施しているほか、講習・補習を充実させるなど、きめ細やかな教育を展開しています。自主・自律を促す生活指導も魅力です。

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