【大阪府の公立高校】「全日制普通科の志望倍率」ランキングTOP30! 第1位は「春日丘高校」【2024年度入試】

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 150校近い公立高校を有する大阪府。そのなかでも、とくに志望倍率が高かったのはどの高校だったのでしょうか。

 本記事では、大阪府が発表した2024年2月の「進路希望調査」のデータをもとに、「全日制普通科の志望倍率ランキング」を紹介します。この調査は、公立中学校の卒業見込み予定者のうち、一般選抜に出願予定の生徒に対し志望先の高校を調査したもので、実際の志願倍率とは異なります。また、志望者数は「第1志望者数」の数値を使用しており、帰国生選抜や日本語指導が必要な生徒選抜の希望者、また専門学科の募集人員・志望者数を除いています。

 全日制普通科を設置する公立高校のうち、どの学校の人気が高かったのか、さっそく結果を見ていきましょう!

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(出典元:大阪府「令和6年度 入学者選抜 進路希望調査(2月)」

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【大阪府の公立高校】「全日制普通科の志望倍率」ランキング

画像:PIXTA
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第5位:泉陽高校(1.49倍)

 第5位は「泉陽高校」。全日制普通科の募集人員320人に対し、志望者数は476人、志望倍率は1.49倍でした。

 堺市堺区に位置する大阪府立泉陽高等学校は、1874年に開口神社内に開設された「女紅場」を前身とし、1900年に「堺市立堺高等女学校」として創立された高等学校。スローガンは「進取果敢 挫折を知りて己持つ」。主体的に課題を発見し、個性を発揮しつつ協調・協働しながら解決する人間力を醸成し、バランスのとれた知と心および高度な人権感覚と倫理観を身につけた、地域や国内外で活躍する人物の育成を目標としています。

 1時限50分授業を採用し、週3日間は7時限まで授業を実施。修学旅行や海外語学研修などの国際交流をはじめ、仲間との絆を育む体育祭・文化祭のほか、約40種類ある部活動も活発に行われています。また、歌人の与謝野晶子の出身校としても有名。2023年度入試では、大阪公立大学・和歌山大学・大阪教育大学をなど中心に、多くの生徒が現役で国公立大学に合格しています。

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第4位:山田高校(1.68倍)

 第4位は「山田高校」でした。全日制普通科の募集人員360人に対し、志望者数は603人、志望倍率は1.68倍でした。

 吹田市に位置する大阪府立山田高等学校は、1984年に創立された高等学校。「充実した学力」「高い知性と豊かな情操、公正な判断力」「自主的・自律的な行動力」をはじめ、「互いに敬愛し協調する心」「困難にくじけない強健な身体と明るい心」の育成を教育方針としています。「誠実・明朗」を校訓に、変化の激しい時代にあっても、知・徳・体のすべてに調和のとれた人格を備え、国家・社会の進展に貢献しうる有為な人物の育成を目的としています。

 基礎学力と学習習慣を重視し、毎日10分間の朝学習(山田ベーシックタイム)を実施。88%の生徒が学習のアウトプットについて「授業で自分の考えをまとめたり発表する機会がある」と答えています。部活動に関しても運動系・文化系あわせて29の部があり、さまざまな部が大きな大会で活躍。進路については、再受験を含め90%以上の生徒が大学に進学しています。2023年度入試では、近畿大学・大和大学・追手門学院大学をなど中心に、多くの生徒が現役で大学に合格しています。

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第3位:枚方高校(1.77倍)

 第3位は「枚方高校」。全日制普通科の募集人員240人に対し、志望者数は424人、志望倍率は1.77倍です。他の学科を合わせた全体の倍率は1.46倍となっています。

 枚方市に位置する大阪府立枚方高等学校は、1963年に創立された高等学校。「確かな学力」「自分を見つめる」「今しかできない経験」の3要素を尊重した教育を推進し、入試に対応できる学力だけではなく、さまざまな経験を通して将来社会で活躍できる力を育んでいます。

 ICTの活用やグループワークを採用した授業など、生徒が積極的に参加できる教育を展開。普通科と国際文化科を設置していて、国際文化科では留学生との交流をはじめ、1年生で実用英語検定準2級合格を目標とするなど、英語教育に力を入れているようです。また、部活動加入率が約80%と高いところも特徴。2023年度入試では、龍谷大学・摂南大学をなど中心に、多くの生徒が大学に合格しています。

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第2位:東高校(1.79倍)

 第2位は「東高校」でした。全日制普通科の募集人員200人に対し、志望者数は358人、志望倍率は1.79倍です。他の学科を合わせた全体の倍率は1.6倍となっています。

 大阪市都島区に位置する大阪府立東高等学校は、1923年に創立された「大阪市立東区女学校」を前身とする高等学校。「高志・卓行」を校訓に、幅広い知識と豊かな人間性を身につけ、新たな価値観を見いだし、よりよい社会の創造に積極果敢に挑戦できる人物を育成を目標としています。

 2年目から理系・文系に分かれる普通科をはじめ、少人数制の英語授業が特徴の英語科、理科の実験・実習や数学の演習を豊富に行う理数科の3つの学科を設置。生徒の80%以上が加入している部活動でも、全国大会や近畿大会に出場する部もあるなど活発に活動を行っているようです。2023年度入試では、関西大学・近畿大学・龍谷大学をなど中心に、多くの生徒が現役で大学に合格しています。

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第1位:春日丘高校(1.87倍)

 第1位は「春日丘高校」。全日制普通科の募集人員320人に対し、志望者数は597人、志望倍率は1.87倍でした。

 茨木市に位置する大阪府立春日丘高等学校は、1911年に創立された「学校組合立三島女子技芸学校」を前身とする高等学校。「人間を尊重し、個性を育てる」「自由と平和をめざし、自らの責任を果たす人間を育てる」「大らかな学風のもとで、自主・自律の精神に富んだ人間を育てる」「地域社会と国際社会の双方に開かれた学校をつくり、地球的視野から主体的に行動できる人間を育てる」を教育目標としています。

 「自主」「自律」「自由」をモットーに、授業を大切に基礎学力の定着させることはもちろん、1・2年生の部活動加入率は90%以上と部活動も活発です。ユネスコ・スクールに認定されているほか、東北復興支援生徒派遣プロジェクトなどの課外活動にも力を入れているようです。2023年度入試では、大阪公立大学・大阪教育大学・神戸大学をなど中心に、多くの生徒が現役で国公立大学に合格しています。

 なお、すべての高校の中で最も倍率が高かったのは、文理学科を設置する茨木高校で、志望倍率は1.96倍でした。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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