「絶滅危惧種の動物」が多い国ランキング! 「アメリカ」「オーストラリア」を上回る1位は?【日本は16位】

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 絶滅のおそれがある野生生物を定めた「IUCNレッドリスト」には、絶滅危惧種が「絶滅寸前(CR)」「絶滅危惧(EN)」「危急(VU)」の3段階に分けてまとめられています。また、国別の絶滅危惧種の数も見ることができます。

 今回は動物編として、「絶滅危惧種の多い国ランキング」をお送りします。ちなみに日本は「493種」で16位。この順位を、みなさんは低いと思いますか、高いと感じますか? その参考とするべく、TOP3の結果を見てみましょう。

出典:IUCN 2021. The IUCN Red List of Threatened Species. Version 2021-1.

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第3位:オーストラリア

 第3位はオーストラリアです。内訳は、CR139種・EN255種・VU619種の計1013種。

 古くから地理的に孤立していたため、固有の動物群が多いことで知られるオーストラリア大陸。そのため西洋人が植民地化を進めると、フクロオオカミやモア、ドードーなど多数の固有種がまたたく間に絶滅してしまいました。現在もコアラやタスマニアデビル、キタケバナウォンバット、アシナガネズミカンガルーなど、多数の固有種が絶滅の危機に瀕しています。

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第2位:アメリカ

 第2位はアメリカ。内訳は、CR225種・EN309種・VU572種の計1106種となっています。

 特に絶滅寸前(CR)の種数では世界一という、ありがたくない状況にあるアメリカ。国鳥のハクトウワシも、近年まで絶滅危惧種に指定されていました。現在は、クロアシイタチやアメリカワニ、ハワイモンクアザラシ、アメリカアカオオカミなどがレッドリストに登録されています。

クロアシイタチ(PublicDomainImagesによるPixabayからの画像)
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第1位:インドネシア

 第1位はインドネシアです。内訳は、CR184種・EN329種・VU658種の計1171種。こちらは危急(VU)の種数が世界最多となっています。

 1万3466もの島々から成り、熱帯雨林が広がるインドネシア。特にマラッカ海峡に面したスマトラ島には、スマトラトラやスマトラオランウータン、スマトラゾウ、スマトラサイといった固有種(亜種)が生息していますが、いずれも絶滅危惧種に指定されています。

スマトラオランウータン(愛媛県立とべ動物園公式Twitter)

 TOP30の全順位と、絶滅の危機に瀕している動物の数々は、次のページからご覧ください!

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