ヒロインがかわいいと思う「ジブリ作品」は？【2023年版・人気投票実施中】

風の谷のナウシカ

　「風の谷のナウシカ」は、スタジオジブリの前身となる「トップクラフト」が制作したアニメ映画で、1984年に公開されました。舞台となるのは、戦争によって高度な文明が滅び、有害な瘴気を放つ菌類の森「腐海」が広がる地球。ヒロインの少女・ナウシカが暮らす平和な「風の谷」に、大きな輸送機が墜落してきたことをきっかけに、かつての戦争で地球を壊滅させた兵器「巨神兵」をめぐる争いへと巻き込まれていきます。

　風の谷の族長の娘であるナウシカは、民たちに分け隔てなく接するだけでなく、腐海に棲む蟲たちとも心を通わせる優しさを持っています。優秀な風使いでもあり、メーヴェに乗って空を舞う美しく勇敢なナウシカの姿に、憧れを抱いた人も多いのではないでしょうか。

天空の城ラピュタ

　1986年に公開された「天空の城ラピュタ」は、スタジオジブリとして手掛けた初の長編アニメ映画。空に浮かんでいるという伝説の城・ラピュタをめぐり、主人公のパズーたちが繰り広げる大冒険が描かれています。

　ヒロインのシータは、ラピュタの秘密を解く大きな手掛かりとなる少女。心優しくかわいらしい少女ながら、いざという時には思わぬ行動力や度胸を見せるなど、さまざまな魅力を持ち合わせています。また料理や掃除など家事を得意としており、空中海賊・ドーラ一家のもとに身を寄せていた際もその力を発揮。乗組員たちからも好評だった、シータの手作りシチューの味も気になりますね。

もののけ姫

　「もののけ姫」は、1997年に公開された作品。中世の日本を舞台に、人と自然との共存や人間同士の争い、神との戦いなど、さまざまなテーマを壮大なスケールで描いています。

　ヒロインのサンは、幼いころに親に捨てられ、山犬に育てられた少女です。森で暮らしてきたため身体能力が高く、森に災いをもたらす人間に深い恨みを抱いていることからタタラ場やエボシ御前を何度も襲撃したことで、人々には恐れられています。森を守るために命がけで行動する強さ、そしてアシタカを献身的に介抱する優しさに心打たれた人は多いことでしょう。