中国・四国地方の「ご当地ラーメン」で好きなラーメンはなに？【2023年版人気投票実施中】

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画像：写真AC

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尾道ラーメン
宇部ラーメン
徳島ラーメン
中国・四国地方の好きな「ご当地ラーメン」は？

　多くの人に愛されている麺料理のひとつが「ラーメン」。全国各地には、地域に根差したさまざまな「ご当地ラーメン」が存在します。旅行先でおいしい店を食べ歩いたり、遠方から人気店に足を運んだり、思い思いにご当地ラーメンを楽しんでいる人もいるのではないでしょうか？

　そこで今回は、「中国・四国地方の好きな『ご当地ラーメン』は？」というアンケートを実施。魅力的なご当地ラーメンがたくさんあるなかで、中国・四国地方の好きなラーメンを教えてください！　まずはさまざまなご当地ラーメンから、3つのラーメンを紹介します。

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著者・編集者：MEN蔵

1984年生まれ、千葉県在住。大学入学後にラーメン・つけ麺の食べ歩きに目覚め、趣味の旅行と並行して地方遠征を開始（47都道府県制覇まであと少し）。2013年頃からラーメン情報サイトや雑誌に投稿を始め、週末を雑文書きと新店巡りに費やす。現在は年間250～300杯程度で安定。

尾道ラーメン

　全国的にも知名度が高い「尾道ラーメン」は、広島県尾道市を中心に、福山市や府中市など備後地方に根付いているラーメンです。透き通った濃い色のしょうゆ味のスープに、豚の背脂ミンチや液体状の脂が浮いているのが最大の特徴。ダシは鶏ガラが基本で、豚骨や魚介系を加えている店もあるなど、店ごとに個性があるのも魅力です。

　具材にはチャーシューやネギ、メンマなどが使われており、麺は平打ちの中細ストレートがスタンダード。こってりとした背脂のうまみとコクがスープや麺と見事に絡み合い、濃厚ながらあっさりとした味わいが楽しめます。

宇部ラーメン

　「宇部ラーメン」は、山口県宇部市を中心とする地域で食されているラーメン。福岡・久留米でラーメン作りの修行をしてきた人物が宇部市で広めたのがルーツといわれている、濃厚な豚骨ラーメンです。山口県に根差しているラーメンは、大きくは東部の「しょうゆ系」と西部の「博多とんこつ系」に分けられるとされており、県内でも異色のラーメンとなっています。

　宇部ラーメンの定義は、「茶色く濁った濃厚豚骨スープ」「パワフルな豚骨臭」「中太のやわらかい麺」の3点。豚骨独特の臭みがありながらも、こってりまろやかな濃厚スープはうまみたっぷりで、その「くさうま」がついクセになる味わいです。

徳島ラーメン

　徳島県で親しまれている「徳島ラーメン」は、戦後の屋台で提供されていたものがルーツといわれています。ベースは豚骨ですが、しょうゆダレを加えた甘辛い「茶系」、あっさりとした味わいの「白系」、鶏ガラや野菜などを使ったマイルドな味わいの「黄系」と、現在では3系統のスープがあり、お店ごとの個性を楽しめるのが魅力です。

　具材にも特徴があり、ネギやメンマ、もやしのほか、甘辛く煮付けた豚バラ肉や生卵などのトッピングが主流。ほとんどのお店で白米を提供しており、地元ではラーメンをおかずにして食べる人も多いようです。