【全国学力テスト】「中学生の国語」の正答率が高い都道府県ランキング！　第1位は「石川県・秋田県」【2022年調査】

　毎年小学6年生と中学3年生が受験し、学力の程度を調べる「全国学力・学習状況調査」。2022年4月は、公立中学校の生徒89万1820人が国語の試験を受け、漢字の問題や文章の書き換え、小説の読解問題などが出題されました。

　今回ねとらぼ調査隊では、文科省管轄の国立教育政策研究所が公表している「令和4年度全国学力・学習状況調査」の結果から、「中学生の国語」の正答率が高い都道府県ランキングを紹介します。なお、各都道府県の平均正答率は公立中学校のみを対象としたデータで、小数点以下を四捨五入しています。それでは、ランキング第1位を見ていきましょう！

出典：令和4年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料 【都道府県別】（国立教育政策研究所）

【全国学力テスト】「中学生の国語」の正答率が高い都道府県ランキング

第1位：秋田県（73%）

　第1位は、平均正答率73％の県が2つ並ぶ結果となりました。1つ目は秋田県です。

　全国の公立中学校の国語平均正答数が9.7／14問で69％であるのに対し、秋田県の正答数は10.2問でした。秋田県は中学の数学で第4位に、理科で第3位にランクイン。

　秋田県の中学校では、クラスメイト同士で学習内容について議論しあう形式の授業が推進されています。また学習塾や家庭教師から勉強を教わっていない生徒の割合が63.7％と、通塾率の低さは全国で第3位。首都圏ほど塾が多くない分、家庭学習が充実しているのかもしれません。

第1位：石川県（73%）

　秋田県と同率73％を記録し第1位となったのは、石川県です。

　石川県にいる8970人の中学3年生が、国語を受験しました。石川県は中学の数学と理科でも全国第1位を獲得しています。中学の国語は秋田県とツートップでしたが、3教科で全国首位にランクインしましたね！　ちなみに、中学国語と数学は2021年も第1位でした。

　石川県の中学校では、対話型授業が推進されています。さらに、2012年から2016年までの都道府県別東大合格率ランキングでは全国第7位。豪雪地帯でありながら自然豊かな土地で、のびのびとした学習環境が整っているところが今回の結果につながったのではないでしょうか。

　ランキングの全順位は、次のページからご覧ください！