江戸時代、結婚したら「振袖の袖を切った」のはなぜ? 詳しく解説

ツイートする Tweet ツイートを見る
Share
LINE
hatena
Home

 あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。テーマは「いろいろな着物」です。

advertisement

解説

 江戸時代、女性は「振袖」の袖を振ることで男性からの告白に返事をしたり、逆に男性に自分の想いを伝えたりしていたと言われています。恋愛関連で「振る」「振られる」という言葉がありますが、振っているのは「袖」なのだそうです。

 また振袖は江戸時代、それを着ている女性が「結婚しているか・していないか」を男性が見分けるためにも必要だったとされています。

 そのため女性は結婚すると、振袖の袖を切って短くしていました。これが「留袖」です。袖を「切る」だと「縁を切る」を連想させるため、「留める」という言葉が使われたようです。

※画像はイメージです

 留袖には「黒留袖」と「色留袖」の2種類があります。「黒留袖」は結婚している女性が着る着物のなかで、最も格式が高いとされています。

 主に結婚式や結婚披露宴などのお祝いの場で、新郎新婦の親族や、仲人の方が着ます。着物の背中や胸元、袖の部分に全部で5つの家紋が入っているのが特徴です。

 それに対して「色留袖」は黒以外の色が使われている留袖で、結婚している・していないにかかわらず着ることができる礼装です。

advertisement

番組情報

羽田美智子のいってらっしゃい
毎週月曜〜金曜 7:37 – 7:42番組HP
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

関連タグ

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

「ライフ」のアクセスランキング