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青羽紬（川口春奈）

　川口春奈さん演じる「青羽紬」は、本作の主人公です。高校時代に想と付き合っていましたが、卒業後に理由もわからないまま突如別れを告げられ破局。その後は上京し、紆余曲折の末CDショップでアルバイトとして働きながら、つらい時に自身を支えてくれた同級生の戸川湊斗と交際していました。

　想とは東京で偶然再会を果たすも、病気によりほとんど耳が聞こえない状態であることを知り、戸惑いながらも空白の時間を埋めようとする紬。湊斗を心から愛しながらも想への思いも募らせていく姿は、見ているだけで切なくなりましたね。

佐倉想（目黒蓮)

　紬と交際していた18歳のとき、だんだんと耳が聞こえにくくなる難病「若年発症型両側性感音難聴」を患い、音の無い世界で生きていくことになった「佐倉想」。Snow Manの目黒蓮さんが想を演じており、手話による会話をこなすなど難しい役を熱演しています。

　自身の病気を知った想は、紬を悲しませたくないという思いから高校卒業のタイミングで別れを告げ、その後は知り合いとの付き合いを絶っていました。限られた人にしか心を開かないようになっていた想ですが、紬と偶然再会したことで止まっていた時間が動き出します。11月3日放送の第5話で見せた、筆談で自身の思いを紬にストレートに伝える姿も印象的でした。

戸川湊斗（鈴鹿央士)

　鈴鹿央士さん演じる「戸川湊斗」は、高校時代の想の親友。紬とは中学からの同級生で密かに思いを寄せていたものの、紬と想が両思いであることを知り、複雑な気持ちを抱きながらも応援していました。その後、紬とは同窓会で再会したことをきっかけに恋人同士となり、将来を考える間柄になります。

　想との思わぬ再会に戸惑いながらも、ともに励んだサッカーを通じて本来の仲を取り戻した2人。しかし紬と想、どちらも大切な存在として思っている湊斗が選んだ道は優しくも切ないもので、思わず涙した人も多かったのではないでしょうか。