信秀が復活！　美濃への再侵攻を目論む！　「大河ドラマ『麒麟がくる』」第3話、ネット上の反応は？

　「麒麟がくる」放送直前のおさらい！　前週の内容とネット上での評価をお届けします。

　主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。

「麒麟がくる」第3話（2月2日放送）のあらすじ

　夫を亡くした帰蝶（川口春奈）は明智荘を訪ね、光秀（長谷川博己）や駒（門脇 麦）らとつかの間の気の置けないひとときを過ごし、笑顔を取り戻す。一方、道三（本木雅弘）は、より操りやすい土岐頼芸（尾美としのり）を美濃の新しい守護として擁立しようとする。

　内心、道三のことを嫌う頼芸は、高政（伊藤英明）に自分が実の父親であるかのようにほのめかす。 (「麒麟がくる」公式サイトより)

「麒麟がくる」第3話のネット上での評価

第3話最大の盛り上がりポイントは20時40分ごろの信秀が美濃への再侵攻を目論むシーン

　今回最も盛り上がったのは、20時40分ごろの信秀（高橋克典）が美濃の国への再侵攻を目論むシーン。信秀は頼芸から届いた文書を読み、頼純（矢野聖人）が道三に暗殺されたことや、斎藤軍との戦を手助けする旨がつづられていました。文書を読み終えた信秀は、笑顔で美濃への再侵攻を平手政秀（上杉祥三）に相談。井ノ口の戦いで大敗を喫した信秀ですが、彼の闘志は燃え尽きていませんでした。ネット上では、「さすが織田家。たくましい」と賞賛されています。

本木雅弘さんに再び視聴者がざわつく！

　先週に引き続き、本木雅弘さんの演技力が話題となりました。特に、頼芸に頼純の暗殺について言及され、すっとぼけたシーンは、ネット上で「すっとぼける道三が史上最強に白々しい」や「超イケメンなのに、このすっとぼけ顔がムカつく笑」と好評のようです。普段テレビで見る本木さんから想像できない滑稽な立ち振る舞いは、視聴者を驚かせました。

　また、頼芸が「毒を飲まされるかも」と反撃すると、道三の表情が一変。「操り人形に毒は盛りませぬ」との一言に、ネット上は「道三、怖いよ」「恐怖」などの感想が飛び交いました。中には、「このセリフしびれました。いわゆる心理戦ですよ」と道三の作戦に感心する声も見られました。

美濃の国の行く末を案じる高政の志しが熱い！

　道三が着々と勢力の拡大を推し進める中、高政は美濃の住民が蔑ろにされている状況に歯がゆい思いをしていました。光秀と2人っきりになったとき、誰にも話せずにいた真意を語る。若き日の高政の実直な人柄は、今まで脚光を浴びる機会がわずかでした。そのため、「研究されてた方が『最新の義龍像』とおっしゃる麒麟がくるの義龍（高政）」と歴史好きが興奮しています。

　その他、「高政（義龍）がものすごく正確に父親の治世の問題点を把握してるの凄い」と彼の分析力に感心するコメントも。道三の言動に翻弄されながらも自身の意志を貫こうとする高政の姿や、「父上に代わって美濃を治める」と決意表明したシーンは多くの視聴者の印象に残ったようです。

信秀と今川義元の登場に熱狂！

　第3話の終盤、今川義元（片岡愛之助）の軍勢が信秀の居城へ押し寄せます。信秀は、第2話で敗戦したときとは打って変わり、新たな戦の始まりに生き生きとした様子でした。それに対してTwitter上では「愛嬌があるキャラクターでクスッときちゃう」や「かわいい」などのツイートが投稿されています。どこか間の抜けている信秀は、大河ドラマファンの間でゆるキャラ的な存在になっているようです。

　一方で義元の登場シーンには、「圧倒的強キャラのオーラ」などのコメントが散見しました。堂々たる風格や威厳を感じた人が多いことをうかがえます。ラストでは、今川家の重鎮・太原雪斎（井吹五郎）が仁王立ちしている様子や、小豆坂での激しい攻防も映り、動乱の時代まっただ中であると、視聴者にも伝わりました。

まとめ

　斎藤家と時岐家の因縁や道三と高政の軋轢、信秀の執念が露呈した第3話でした。終盤では、今川軍の猛攻がクローズアップされました。覇道を歩く道三と信秀、徳を重んじる光秀と高政、それぞれが対照的に描かれていました。

次回は……

　今川軍との戦いによって、重傷を負う信秀。それを知った道三は、光秀に対し、信秀の居城・古渡城に潜入することを命じます。果たして、光秀は、どのような手段で城に入り、信秀の情報を入手するのでしょうか。今週も目が離せません！