あなたはどう思う？　ゴールド免許の更新が一部オンライン化　「これは嬉しい」「講習の動画、家で見ないのでは？」など賛否両論【アンケート実施中】

　警察庁は29日、違反歴が無いなどのいわゆる「ゴールド免許」のドライバーに関して、運転免許証を更新する際の講習をオンライン化する方針を固めました。

　NHKによれば、講習をオンラインで受けられるのは、過去5年間に無事故・無違反の優良運転者のみ。現在、警察署や運転免許試験場で実施されている講習を、スマートフォンやパソコンを使って自宅から受講できるようになります。

　ねとらぼ調査隊では「ゴールド免許の更新が一部オンライン化、あなたはどう思う？」というアンケートを実施します。みなさんの意見を聞かせてください。その前に、ネット上ではどのような反応があったのかを見ていきましょう。

「免許 オンライン」の評価は？

　SNS分析ツールで調べたところ、80%がポジティブな反応に分類されました。「これは嬉しい！」「待ち時間あるの面倒だった」など、免許更新の手間が減るのを喜ぶ声が多く寄せられました。一方、20%はネガティブな反応でした。こちらは「来年が講習の俺には間に合わないか……」「私はゴールドじゃない……」といった声が聞かれました。

「免許 オンライン」の盛り上がりは？

　9月29日の0時から、9月30日の14時までのトレンドです。29日の午前から正午にかけて多くのニュースサイトなどが情報を発信し、大きく盛り上がりました。30日に入ってからは落ち着きましたが、引き続き注目を集めています。

「これは嬉しい」「更新に行くの面倒だった」など、喜びの声が多数

　今回の警察庁の発表を受けて、SNSには喜びの声が多く寄せられています。「これマジで嬉しい。更新に行くのめっちゃ面倒やねん」「受講できる場所ってだいたい不便な場所にあるし、待ち時間長いし、感染リスクなくなるし、最高かよ」「嬉しい。確定申告と一緒に受けていたので忙しかった」など、これまで免許の更新を手間に感じていた人は多いようです。

　また「ゴールドまた守らねば」「このためだけに安全運転したくなるレベルの改善だ」など、無事故・無違反を心がけようと改めて気を引き締めるドライバーを少なくないようです。逆に「次の更新で金から青に戻ってしまう自分にはとても悲報……」と、恩恵を受けられずに嘆く声もちらほら聞かれます。

　ただ中には、更新時に免許試験場などへ行くのを楽しみにしていた人もいるようで、「嬉しいけど、警視庁の免許試験場の食堂にあるカレーが食べたいがために遠出までして行ってるんだよなぁ」「5年に一度の楽しみが……。免許試験場の売店とか食堂とか行きたい」といった反応も見られました。

「新しい免許証発行の待ち時間をなんとかして」「講習者だけのメリット」といった苦言も

　ただ、今回の方針はあくまで講習のオンライン化のみで、写真撮影や視覚検査などは、今まで通り免許試験場などで受ける必要があります。

　そのため「視力検査とかは行かなあかんよね。ゴールドの講習は30分程度だから、わざわざオンラインじゃなくてもいい気がする……」「免許更新で一番長いの新しい免許証の発行待ち時間なんだからそこを改善して」「嬉しいけど、講習だけオンラインにしても、受講者側じゃなくて講習者側だけのメリットになる」など、疑問や苦言も聞かれました。もっと踏み込んだ改善を求める人は少なくないようです。

　一方で、「警察署で証明写真を撮るだけなのは楽でいい」「一部でもオンライン化して免許更新時間が短くなるのは歓迎」「一部屋に大勢集まる必要が無いってことで十分でないか」など、一部とはいえオンライン化して、免許試験場での待ち時間などが短縮されるのを評価する声も多く聞かれました。

「動画、見ないよね？」「もっと更新を厳しくして」など懸念も広がる

　ただ、講習をオンラインで受講できるようになると、家で動画を流すだけで見ない人が出るのではと懸念する声も少なくありません。SNSには「講習が形式的でしかないことを物語ってる。こんなの流しただけで見ないよね」「運転免許更新がオンラインになったら、面倒臭くて動画なんて見ない自信があります。講習はしっかりした施設で全部済ませた方がいい」「いくらゴールド免許でも命に関わることだからする必要あるのかな？　動画、見ないよね……」といった声が寄せられています。

　また「座学のオンライン化は別にいいんだけど。そもそもの更新をもっと厳しくして欲しいんだよな……」「ゴールド免許にも色々な人がいるから、さらに上位のプラチナ免許システムを作って欲しい」「免許証に関することだけは絶対にオンラインにしたらあかん。むしろもっと厳しくせんと」など、より厳しい更新の実施を求める声も聞かれました。

　警察庁は今後、モデルとなる警察本部を選んで試験運用を実施。その結果を踏まえて、全国へ導入するか検討するとしています。

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