「和牛肉」の生産量が多い都道府県ランキングTOP46! 1位は「鹿児島県」【2020年データ】

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 日本で肉用として飼育されている牛の国産品種である「和牛」。黒毛和牛などの品種やさまざまなブランド牛がある中、国内で最も「和牛肉」の生産量が多い都道府県はどこなのでしょうか。今回は、農林水産省の「畜産物流通調査」より、和牛肉の生産量が多い都道府県をランキング形式で紹介します。

 なお、今回のランキングで使用したデータは「2020年の枝肉生産量」の統計となります。枝肉とは「と畜した肉畜から内臓や皮などを取り除いた」もの。また枝肉生産量は、と畜場統計調査で把握した平均枝肉重量または食肉卸売市場調査の結果から算出した平均枝肉重量を、都道府県ごとの「と畜頭数」に乗じて算出した数値とされています。つまり、自治体ごとの牛の飼育数ではなく、と畜場で生産された肉の量(単位:t)となります。

 ちなみに、福井県は全国で唯一「と畜場(食肉センター)」がないため、本ランキングは同県を除く46都道府県が対象です。ということで、まずはランキング上位から見ていきましょう。

(出典:農林水産省「畜産物流通調査」

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第3位:兵庫県

 第3位は「兵庫県」でした。県内の枝肉生産量は1万8004tです。兵庫県は世界的にも有名な神戸牛や、全国各地の黒毛和牛の素牛となっている但馬牛など、ブランド牛が数多く飼育されています。また、県内には神戸市・加古川市・西宮市・三田市・姫路市・朝来市・たつの市(新宮)・南あわじ市(淡路)の8カ所に食肉センターがあります。

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第2位:東京都

 第2位には「東京都」がランクイン。都内の枝肉生産量は、3万1544tとなっています。全国各地からおいしいものが集結する東京。和牛肉もその例外ではなく、日本中の銘柄牛が東京都中央卸売市場食肉市場に運ばれ、と畜されて枝肉となります。そのため、牛の飼育数ではなく牛肉の生産量で見ると国内トップクラスとなっています。また、同市場での取引価格は「建値」と呼ばれ、全国の食肉取引の目安とされています。

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第1位:鹿児島県

 そして第1位は「鹿児島県」でした。県内の生産量は4万420tとなっています。鹿児島県は肉用牛の生産がさかんなことで知られており、中でも肉質が優れているといわれる黒毛和種は飼育数32万5600頭(2021年)で、実に全国シェア1位となる18.2%を占めています。また、県内のと畜場は、離島も含めて20施設あります。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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