【コバルト文庫】80年代の名作ランキングTOP40 1位は「まんが家マリナ」シリーズに決定!【2021年最新投票結果】
INDEX
- 第10位:「ざ・ちぇんじ!」 氷室冴子
- 第9位:「クララ白書/アグネス白書」 氷室冴子
- 第8位:「ユメミと銀のバラ騎士団」シリーズ(「月光のピアス」他) 藤本ひとみ
- 第7位:「なぎさボーイ/多恵子ガール」 氷室冴子
- 第6位:「破妖の剣」シリーズ 前田珠子
- 第5位:「放課後」シリーズ(「放課後のトム・ソーヤー」他) 日向章一郎
- 第4位:「ハイスクール・オーラバスター」シリーズ(「天使はうまく踊れない」他) 若木未生
- 第3位:「星へ行く船」シリーズ 新井素子
- 第2位:「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ 氷室冴子
- 第1位:「まんが家マリナ」シリーズ(「愛からはじまるサスペンス」他) 藤本ひとみ
- コメント欄では、山浦弘靖さんの「星子シリーズ」が人気!
少女小説のパイオニアとして、多くの作品を世に送り出してきた「コバルト文庫」。1980年代に少女小説ブームが起きた時期にも、数々の名作が誕生し、少女たちの心を掴みました。
ねとらぼ調査隊では、9月21日から9月28日まで、「80年代に刊行されたコバルト文庫で、あなたが名作だと思うのは?」というテーマでアンケートを実施しました。それでは、TOP10をご紹介します!
第10位:「ざ・ちぇんじ!」 氷室冴子
第10位は、「ざ・ちぇんじ!」。得票数は144票でした。
1983年発行の「ざ・ちぇんじ!」は、氷室冴子さんの作品。平安時代を舞台に、異母姉弟の綺羅姫・綺羅君がそれぞれ性別を逆転した状態で成人を迎えた状態で貴族社会を生きていく様子を描いています。平安に成立した「とりかへばや物語」をベースとした波乱万丈な物語が人気を博し、1987年には漫画化もされました。
第9位:「クララ白書/アグネス白書」 氷室冴子
第9位は、「クララ白書/アグネス白書」。得票数は190票でした。
「クララ白書/アグネス白書」は、氷室冴子さんの小説シリーズ。北海道にある女子校の寄宿舎、クララ舎とアグネス舎を舞台に、仲良し女子3人組の活躍を中心に描いています。クララ白書では女子たちの友情、アグネス白書では登場人物たちの恋模様など、それぞれ異なる雰囲気のストーリーが展開されていました。
第8位:「ユメミと銀のバラ騎士団」シリーズ(「月光のピアス」他) 藤本ひとみ
第8位は、「ユメミと銀のバラ騎士団」シリーズ。得票数は217票でした。
1989年に刊行した「ユメミと銀のバラ騎士団」シリーズは、藤本ひとみさんの作品です。5人の高校生たちを中心とした、「三宇宙四聖霊の聖物」を巡る冒険と恋愛を描いています。メディアミックスも展開され、1991年にはアニメ映画が公開されています。また、2013年には加筆を行ったリメイク版が別の出版社より刊行され、およそ20年ぶりの新作発売となりました。
第7位:「なぎさボーイ/多恵子ガール」 氷室冴子
第7位は、「なぎさボーイ/多恵子ガール」。得票数は223票でした。
「なぎさボーイ/多恵子ガール」は氷室冴子さんの作品。背が低くて童顔であることを気にしているシャイな少年・なぎさと、その幼馴染の明るい少女・多恵子、それぞれの視点で描かれる青春ラブコメディ作品です。のちに2人の友人である北里の視点で描かれた物語「北里マドンナ」も発表されています。
第6位:「破妖の剣」シリーズ 前田珠子
第6位は、「破妖の剣」シリーズ。得票数は297票でした。
「破妖の剣」シリーズは、1989年のシリーズ開始から2017年まで続いた、前田珠子さんのロングラン作品です。魔性と呼ばれる存在に人々が脅かされる世界で、破妖刀をもって魔性に立ち向かう半人半妖の少女を中心に、その戦いと恋愛を描いたストーリーが人気を博しました。本編と外伝合わせて51冊が刊行、シリーズ累計400万部を突破しています。
第5位:「放課後」シリーズ(「放課後のトム・ソーヤー」他) 日向章一郎
第5位は、「放課後」シリーズ。得票数は401票でした。
1988年にスタートした「放課後」シリーズ。ユーモアミステリーを得意とする日向章一郎さんの作品で、高校生のケンイチとミサコがさまざまな事件に遭遇しながら、徐々に仲を深めていくお話です。事件の謎解きだけでなく、2人のやりとりも見どころとなっています。
第4位:「ハイスクール・オーラバスター」シリーズ(「天使はうまく踊れない」他) 若木未生
第4位は、「ハイスクール・オーラバスター」シリーズ。得票数は542票でした。
「ハイスクール・オーラバスター」シリーズは、若木未生さんによる学園ものの作品です。平凡だけれど見えないものが見える少年・崎谷が、自身と同じような能力を持つ仲間たちと力を合わせ、妖の者と呼ばれる怪物たちと対峙します。1989年から2004年まで刊行が続き、2011年からは「ハイスクール・オーラバスター・リファインド」として別出版社より刊行が再開。2021年10月末頃に、最終巻が発売予定となっています。
第3位:「星へ行く船」シリーズ 新井素子
第3位は「星へ行く船」シリーズで、得票数は764票でした。
1981年出版の「星へ行く船」シリーズは、新井素子さんによるSF小説です。19歳になり、家だけでなく地球を捨てる覚悟で宇宙船へと乗り込んだ主人公が、行く先々でハプニングに巻き込まれ、徐々に自分の持つ秘められた能力に気付いていきます。それぞれの登場人物の葛藤と成長が印象的で心に残っている、という人も多いのではないでしょうか。
第2位:「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ 氷室冴子
第2位は、「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ。得票数は1027票でした。
1984年に始まった「なんて素敵にジャパネスク」シリーズは、氷室冴子さんの作品。平安時代、田舎育ちなおてんばな姫・瑠璃が、自身の結婚問題や宮廷社会で起きる数々の事件解決に立ち向かうラブコメディです。魅力的なキャラクターと世界観で多くのファンの心を掴み、テレビドラマ・ラジオドラマ・漫画と、メディア展開も行われました。
第1位:「まんが家マリナ」シリーズ(「愛からはじまるサスペンス」他) 藤本ひとみ
第1位は、「まんが家マリナ」シリーズ。得票数は1797票でした。
「まんが家マリナ」シリーズは、1985年にスタートした藤本ひとみさんの作品です。売れない三流漫画家のマリナが、取材のため訪れた先で数々の事件に巻き込まれていくミステリー小説です。作品ごとに異なる魅力を持った多彩なキャラクターが登場するのが特徴。1990年にはアニメ映画が公開され、マリナ役を林原めぐみさんが演じていました。
コメント欄では、山浦弘靖さんの「星子シリーズ」が人気!
選択肢にない作品はコメント欄でタイトルを上げていただきました。中でも特に多かったのが、山浦弘靖さんの「星子シリーズ」が好きだったという声でした。
「山浦先生の星子シリーズ大好きでした‼ 服部あゆみ先生のイラストも大好きで、当時の少ないお小遣いを全投入して集めまくった懐かしい思い出……」「山浦先生の星子シリーズ。このシリーズで、青春18切符で旅する自分を妄想する中学生でした」「星子さんシリーズ大好きで発売日はいつも楽しみに本屋へ向かいました!! 宙太さんは永遠です」など、愛にあふれたコメントが多く、「もう一度読みたい!」という声も出ていました。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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