第9位:民主主義の制度はまちがっておらん。問題は、制度と、それをささえる精神が乖離していることだ
同率での第9位となったのは、二等兵からたたき上げで艦隊司令官にまで昇進したビュコックらしい、民主主義を否定しない実直なセリフです。戦場においても、常に良識を持って行動することの大切さを解きました。
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第9位:要するに、行き当たりばったりと言うことではないのかな
同じく第9位は、ヤン・ウェンリーを一方的にライバル視するアンドリュー・フォーク准将が言い放った無理難題に対するこのセリフです。フォークが作戦会議の中で「高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処する」と、聞こえは良いが適当な発言をしたことに対し、皮肉を込めてこぼしました。
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第8位:人間が年齢の順に死んでゆくのが、まともな社会というものだ。わしのような老兵が生き残って、少年たちが死ぬような社会は、どこか狂っとる
第8位は、いつでも冷静に物事を見ていたビュコックらしいこのセリフです。戦場の中では、どうしても軍という大きな組織の末端にいる若い戦闘員たちから戦死していくことになる。そのような現状を嘆き、戦争の愚かさを嘆くセリフとして、聞く者の心を揺さぶります。
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第7位:総司令官がお目ざめの節は、よい夢をごらんになれたか、ビュコックが気にしていた、とお伝え願いましょう
第7位は、戦地でさまざまなトラブルが起きた際に発した言葉です。ビュコックは、作戦の報告や質問などを総司令官とするために連絡をしますが、取り次いでもらえなかった際に、ため息交じりにこう漏らしました。無能な上層部に対する皮肉と悲哀が込められているようです。
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第6位:考えてみると、わしは多分、幸福者だろう。人生の最後に、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーという、ふたりの比類なく偉大な用兵家に出会うことができた。そして、ふたりのうちいずれかが傷つき倒れる光景を見ないですむのだからな
第6位は、ビュコックがラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリー、二人の英雄をたたえて言ったこのセリフです。自分よりも若くて優秀な軍人を尊敬する言葉であり、そんな二人が決戦の末に死ぬ場面も見たくない(見なくて済む)というのは、彼らに対する最大限の褒め言葉といえるでしょう。
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