「年金制度が優れている国」ランキングTOP30! 1位は「オランダ」、日本の順位は?【2020年度版】

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 食糧生産の技術や医療の発達により、世界の人口と平均寿命が伸び続ける現代。国家にとって年金制度が充実しているかどうかは、より重要かつ切実な問題になりつつあります。

 今回はマーサーの「グローバル年金指数ランキング(2020年度)」から上位30カ国を紹介します。本ランキングは世界39カ国の年金制度を「十分性」「健全性」「持続性」といった観点から評価したものです。

※各見出し()内の数値は総合指数値で、ランキングの根拠となる値です。

(出典:マーサー 「Global Pension Index uncovers impact of COVID-19 on future pensions」

画像は「写真AC」より
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第3位:イスラエル(74.7)

 第3位はイスラエルでした。イスラエルのスコアは十分性が70.7、持続性が72.4、健全性が84.2で、総合では74.7ポイントとなっています。イスラエルは平均寿命が82.6歳(2019年時点)と長寿の国であり、年金制度も充実しているようです。

画像は「Pixabay」より
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第2位:デンマーク(81.4)

 第2位は北欧の国、デンマークでした。デンマークのスコアは十分性が79.8、持続性が82.6、健全性が82.4で、総合では81.4ポイントとなっています。

 デンマークは、社会福祉が充実した国として知られ、年金制度は5年連続で世界一を獲得したことも。2016年時点の基礎年金は月額約19万円だったそうです。

画像は「Pixabay」より
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第1位:オランダ(82.6)

 第1位はオランダでした。オランダのスコアは十分性が81.5、持続性が79.3、健全性が88.9で、総合では82.6ポイントとなっています。

 オランダの年金制度は3階建てであり、公的年金、職域年金、個人年金がシステムに組み込まれています。構造自体は日本とほぼ同様ですが、所得代替率が70%に達しているなど、極めて高水準な年金制度を実現しています。

画像は「Pixabay」より
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日本の順位は39カ国中33位

 今回のランキングにおいて日本の順位は、39カ国中33位という結果でした。各スコアは十分性が52.9、持続性が35.9、健全性が59.2で、総合では48.5ポイントとなっています。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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