「餃子が好きな都市」ランキングTOP30! 第1位は「浜松市」【2023年版】

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 ごはんのお供はもちろん、お酒に合うおつまみとしても優秀な餃子。パリッとした食感が楽しめる焼き餃子や、もちもちの水餃子など、調理法もさまざまです。そんな餃子の購入額には、どれほどの地域差があるのでしょうか。

 そこで本記事では、総務省統計局が公表している2023年の「家計調査」を基に「餃子の年間購入額が高い都市」をランキング形式で紹介します。

 調査は、都道府県庁所在地と政令指定都市を対象に、2人以上の世帯における年間の平均支出金額を算出しています。なお、餃子は焼き餃子のほか、生餃子も対象とし、冷凍食品や飲食店での購入(イートイン・テイクアウト両方)は対象外としています。

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(出典元:総務省統計局「家計調査/家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表(2023年)」

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「餃子が好きな都市」ランキング

画像:写真AC
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第2位:宮崎市(3498円)

画像:写真AC

 第2位は「宮崎市」で、年間平均購入額は3498円でした。

 宮崎県の南東部に位置し、日向灘に面している宮崎市は、豊かな自然と温暖な気候に恵まれたエリアです。鉄道はJRの各駅が利用でき、道路網も整備されていることに加え、宮崎空港や宮崎港もあるため、交通アクセスも良好。海の幸や山の幸など食材が豊富なことで知られるほか、「鬼の洗濯岩」で有名な「青島」などの観光名所も点在しています。

 宮崎では戦後、満州から帰ってきた人々が中華料理店を始めたことで餃子が普及したとされています。餃子を看板商品にする老舗が多いほか、持ち帰って焼いて食べる文化が根付いたようです。2020年には専門店をはじめ、餃子を扱うお店などで構成される「宮崎市ぎょうざ協議会」が設立され、イベントの開催やメディアでの情報発信など、さまざまな活動を展開。身近に餃子専門店が多い環境や、餃子の具材となる良質な農畜産物が豊富にあり、おいしい餃子を作る環境が整っていることなどが人気の要因となっているのかもしれません。

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第1位:浜松市(4041円)

画像:写真AC

 第1位は「浜松市」で、年間平均購入額は4041円でした。

 静岡県の西部に位置する浜松市は、2005年に12市町村を編入合併し、2007年には全国で16番目の政令指定都市となりました。東京と大阪の中間に位置し、鉄道をはじめ高速道路や航空路も整備されているため、交通アクセスも良好。北部では豊かな自然を活用した森林公園やキャンプ場なども多く、南部には浜松駅を中心に市街地が広がっているため、利便性と自然とのバランスに優れた地域となっています。

 浜松市では戦後、中国からの復員兵が焼き餃子を露天で販売したことをきっかけに、餃子が普及したとされています。地元のキャベツなどの野菜を中心に、盛んに行われていた畜産業から豚肉などを取り入れ、あっさりとしていながら味に深みのある餃子が誕生。古くから市民に親しまれてきた餃子を一度に多く焼くために考えられたのが、フライパンに餃子を円形に並べる焼き方でした。中央の空いたスペースに付け合わせとしてゆでもやしが添えらるようになり、自慢のB級グルメ「浜松餃子」が誕生。キャベツや白菜などの野菜をふんだんに使うため臭みもなく、野菜の甘さが際立つ味わいに仕上がっています。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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