【東海エリアの理系高校生に聞いた】「志願度の高い大学」ランキングTOP20！　第1位は「名城大学」！【2023年最新版／リクルート進学総研調べ】

　リクルート進学総研では、高校生や高校生の保護者、高校の教員、高等教育機関など、進路選択に関する調査を実施し情報発信しています。また、学校基本調査などのデータを分析し、今後のマーケット予測を行っています。

　今回はそんな「リクルート進学総研」の協力のもと、東海エリアの理系高校生が選んだ「志願度の高い大学」ランキングを紹介します。ランキングは、2024年3月に卒業予定の高校3年生を対象に行ったものです。

　また、1位、2位となった大学については、その人気の理由について、リクルート進学総研の小林所長にコメントをいただきました。ではさっそく上位の結果を見ていきましょう。

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著者・編集者：センター

1978年生まれ。40代で外資系IT企業を早期退職し、何故かライターに転身。阪神タイガースと初代ガンダムをこよなく愛するオッサンです。趣味はプロ野球観戦、ゲーム、一人カラオケ。好きな競走馬はタップダンスシチー。日記と脳トレが日課。

【東海エリアの理系高校生に聞いた】「志願度の高い大学」ランキング

調査概要

（出典元：スタディサプリ「2023年版！　東海の大学『志望度』ランキング【スタディサプリ進路】」）

第2位：名古屋大学

　第2位は、志願度13.5％の「名古屋大学」でした。愛知県名古屋市千種区に本部を置く名古屋大学は、1871年に創設された「仮病院・仮学校」をルーツとし、1939年に「名古屋帝国大学」として設置された国立大学です。

　名古屋大学はノーベル賞を受賞するなどの成果を持つ世界トップレベルの研究力が魅力。2018年には文部科学大臣より、世界最高水準の教育研究活動の展開が見込まれる大学として「指定国立大学法人」にも指定されています。教育のレベルが高いことはもちろん、国が認めた世界レベルの研究環境が整備されているところも、理系の学生からの支持を集めたのではないでしょうか。

リクルート進学総研の小林所長はこう見る

　名古屋大学は、東海地区の難関国立大学ですが、多くのノーベル賞受賞者を輩出しており、研究環境が魅力的と回答する高校生も少なくありません。2020年には、岐阜大学と統合して東海国立大学機構となり、今後の発展に期待する声も上がっています。

第1位：名城大学

　第1位は、志願度16.9％の「名城大学」でした。昨年度に引き続き、同ランキングで1位を獲得しています。。

　愛知県名古屋市天白区に本部を置く名城大学は、1926年に創立された「名古屋高等理工科講習所」を前身とし、1949年に設置された私立大学。「穏健中正」「実行力」「信頼」の精神を柱に、謙虚にものごとの本質をつかみ節度をわきまえ、豊かな包容力と平衡感覚をもち、抜群な実行力で誰からも信頼される人材の育成を目標としています。

　名城大学は、世界最先端の革新的な研究を行っていて、高度な研究力を社会に還元するための研究所・研究センターなどの設備が充実しています。また、社会の要請に応じ、2022年には情報工学部が誕生。あらゆる分野の課題に対し、データを用いて解決に導く「次世代DX人材」の育成を行っています。

リクルート進学総研の小林所長はこう見る

　キャンパス移転と新増設などの動きに加え、文系・理系幅広い支持を集める。理系の定員が全体の約半数を占めており、従来より工学系が強く男子に人気の大学であったが、2016年に名古屋ドーム前にキャンパスを新設し、外国語学部も開設したことで、女子の人気も高まった。

　さらに、2022年には情報工学部（日本政府が提唱している未来社会構想「Society5.0」（第5期科学技術基本計画）では、サイバー空間（仮想空間）とフィジカル空間（現実空間）を高度に融合させた社会で活躍できる情報エンジニアを育成する）。

　名城大学志望者のコメントを見ると、「知名度が高い」「教育のレベルが高い」「私大ならここ」など、高い教育研究成果に期待する声が多いほか、「留学制度の充実さ、留学費のサポート」「周囲に先輩が多い」「有名」「ここでしか学べない学科がある」など、大規模校ならではの多様性や学びの幅広さ、サポート体制を挙げる声もあった。

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