1人あたりの国民医療費が安い「都道府県」ランキング! 第1位は「埼玉県」【2021年最新調査結果】

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 日本の国民医療費の総額が、年間どれくらいかご存知でしょうか。厚生労働省が発表したデータによると、2021年度は約45兆359億円でした。

 本記事では、厚生労働省が発表した「令和3(2021)年度 国民医療費の概況」を基に、1人あたりの国民医療費が安い都道府県をランキング形式で紹介します。このランキングは、各都道府県の国民医療費を人口で割って算出した「1人あたりの国民医療費」を低い順に並べたものです。

 どのような地域差があったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう!

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(出典元:厚生労働省「令和3(2021)年度 国民医療費の概況」

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1人あたりの国民医療費が安い「都道府県」ランキング

画像:写真AC
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第5位:茨城県(32万7900円)

画像:写真AC

 第5位は茨城県で、1人あたりの国民医療費は年間32万7900円でした。関東地方に位置する茨城県は、かつて藩が置かれた水戸市を県庁所在地とする、自然豊かなエリアです。古くから水戸市は水陸交通の要所として、日立市は産業の中心として発展してきました。

 例えば茨城県那珂市では、医療費の増加による保険税の引き上げを防ぐために医療費の節約を提言。かかりつけ医やかかりつけ薬局を持ち、重複受診や転医、休日や時間外受診を控え、できるだけジェネリック医薬品を利用するように案内しています。

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第4位:神奈川県(32万4300円)

画像:写真AC

 第4位は神奈川県で、1人あたりの国民医療費は年間32万4300円でした。関東地方に位置し、首都圏を構成している神奈川県は、東京都に次いで人口の多い県です。

 2023年11月に実施された「令和5年度第3回神奈川県医療費検討委員会」では、全国的に見ても医療費を低く抑えられていることを把握しつつ、高齢化が加速していく今後について議論されました。

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第3位:滋賀県(32万1700円)

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 第3位は滋賀県で、1人あたりの国民医療費は年間32万1700円でした。近畿地方に位置する滋賀県は、日本最大の湖「琵琶湖」が県土の約6分の1を占めるなど、美しい自然に恵まれたエリアです。

 滋賀県では2008年に「滋賀県医療費適正化計画」を策定。見直しを行いながら健康保持の推進や効率的な医療の提供に関する目標を定め、医療費の適正化のための取り組みを行っています。

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第2位:千葉県(32万600円)

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 第2位は千葉県で、1人あたりの国民医療費は年間32万600円でした。関東地方に位置する千葉県は、冬は暖かく夏は涼しい海洋性の温暖な気候が特徴です。

 千葉県における1人あたりの医療費は低水準ですが、後期高齢者1人あたりの医療費は県民1人あたりの医療費の約2.8倍。2025年には後期高齢者人口が100万人を超えると予測されていることもあり、生活水準の維持・向上を図りつつ、健康づくりの推進や、良質な医療を効率的に提供する体制の構築に注力しています。

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第1位:埼玉県(31万8100円)

画像:写真AC

 第1位は埼玉県で、1人あたりの国民医療費は年間31万8100円でした。関東地方に位置する埼玉県は都心に近く、交通網が整備されていながら、自然にも恵まれたエリアです。

 埼玉県では2008年度から「埼玉県医療費適正化計画」を策定し、2018年で第3期を迎えました。健康保持の推進や効率的な医療の提供に関する活動を進めています。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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