「三大キャリアに風穴開けた」「そもそもつながらない」 サービス本格稼働の楽天モバイル 順調な滑り出しの一方で不満の声も

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 3月3日から先行受付を開始していた楽天モバイルが、4月8日より本格的にサービスを開始しました。SNS上では月額2980円でデータ使い放題など、魅力的なプラン内容に注目が集まっています。

 また楽天モバイルは、スタートと同時に料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」のアップデートも発表。KDDIの回線を借り受けるエリアのデータ容量上限を、従来の月間2GBから5GBへアップ(4月22日以降)。上限を超えると最大128kbpsまで下がった通信速度も、最大1Mbpsまで引き上げられています。

 SNS上では、3大キャリアのシェアにどこまで食い込めるか、注目が集まっています。

楽天モバイル公式ホームページより
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「楽天モバイル」の評価は?

 SNS上での反応は、ポジティブとネガティブが50.0%ずつと真っ二つに分かれました。シンプルな料金体系やデータ使い放題などプラン内容に好評価の声が集まる一方、通信環境やサポート体制にネガティブな反応が集まっています。

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「楽天モバイル」の盛り上がりは?

 三木谷浩史さんがサービス本格稼働をツイートした影響か、4月8日の午前9時からトレンドが一気に上昇。その後も、実際に使用した人たちが使用感をツイートするなど、引き続き盛り上がりを見せています。

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「分かりやすい契約」「一番まとも」などプラン内容に好評価の声

 SNS上では、契約したユーザーから契約内容や使用感についてのレポートが続々と上がっています。

 契約内容は「分かりやすい」「一番まともかも」などポジティブな反応が多く見られました。楽天モバイルのデータ通信プランは月額2980円の1つのみとシンプル。複雑な料金体系が多い携帯サービスの中で、ユーザーに優しい姿勢が評価されたようです。

 ただ、データ容量上限まで使わない人からは、もっと安いプランも用意して選べるようにして欲しかったといった声が聞かれました。また「キャンペーンが複雑なのは困る」など、キャンペーン内容の改善を求める人も見られました。

 楽天モバイルは現在、1年間データ通信料無料キャンペーンを実施中。好評価の声が多い影響か、Twitter上ではキャンペーン中に試してみようと考えている人が多く見られます。

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「つながらない……」「物理SIM届いた」など、今後の運用に課題も

 使用感もおおむね好評価のようです。多くのユーザーがTwitterにスピードテストの結果をアップしており、下りは10〜15Mbps、上りは1〜10Mbps程度の結果が多く見られます。快適に使えているユーザーが多く、「これだけ出て1年無料なら十分」「これで使い放題とかありがたい」など、喜びの声が多く聞かれます。

 ただ「大阪市内ほぼ中心だけど通信出来ない」など、一部エリアの人からは不満の声も。また今は十分な速度が出ているエリアでも、利用者が増えたら通信速度にどれだけ影響が及ぶか心配する人も少なくありません。

 サポート体制に対する不満も、少数ですがツイートされています。「サポートチャットに連絡がつながらない」「16分も保留になった」などの声が聞かれ、中には「eSIMが届くと聞いてたのに物理SIM届いた」といった驚きの報告も。

 これらはサービスリリース直後で問い合わせが多く、また新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策で楽天モバイルショップも休業中など、一時的な要因が大きく影響していると見られ、今後は少しずつ改善すると思われます。

 ただサポートを受けられず困っているユーザーが多くいるのも事実で、今後は通信環境だけでなく、サポート体制の整備が急務と言えそうです。

調査概要

調査期間2020年4月8日
調査対象Twitter
調査件数4515 件(10%サンプリング)
調査キーワード楽天モバイル
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

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