男性にも起こる「更年期障害」 その原因と治療法 医師が解説

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医師で医療ジャーナリストの森田豊氏が、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。男性の更年期障害について語った。

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テストステロン値の減少によって男性にも起こる更年期障害

※画像はイメージです

飯田浩司アナウンサー)更年期障害について伺います。女性の更年期障害はよく聞きますが、男性でも起こるものですか?

森田)男性の更年期障害はあまりクローズアップされていませんが、更年期障害の症状を訴える患者さんの血液中のテストステロン値を測ってみると、低くなっていることが多いのです。

飯田)テストステロンの値が。

森田)テストステロンの減少は、一般的には30歳ごろから始まって、少しずつ減少していきます。40歳ごろから男性ホルモンの減少が加速し、60歳になると40歳のときと比べて平均25%もホルモン量が低下するという研究結果が出ています。

飯田)25%もですか。

森田)ただ、テストステロン値の変化は個人差もあります。なかには70歳の方でも、平均的な30歳男性と同じくらいのテストステロン値がある人もいます。

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さまざまなストレスから更年期障害に

新行市佳アナウンサー)女性の場合、ストレスが原因で女性ホルモンが乱れやすいと言われますが、男性の場合はいかがですか?

森田)男性の方がストレスを受けやすく、更年期障害に影響を及ぼしやすいと考えられています。

飯田)そうなのですか。

森田)会社での上司や部下との関係、時間的な制約によるもの、あるいは昇進など、幸せに作用するようなことがストレスになってしまう場合もあります。

飯田)昇進しても。

森田)子どもが自立して親子関係が希薄になってしまったり、夫婦関係のトラブルや住宅ローンなどの経済的問題もあります。さまざまな要因がストレスと結びつき、男性ホルモンの減少と相まって、男性更年期障害を及ぼすと考えられています。

飯田)40歳ごろからホルモン量の減少が加速する時期と重なってきますものね。

森田)責任が重くなる時期に男性ホルモンが減っていくのは嫌ですよね。

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症状がゆっくり出るため、自己判断が難しい男性更年期障害

飯田浩司アナウンサー、森田豊氏、新行市佳アナウンサー

森田)男性の更年期障害は、女性に比べて症状が急激には出ないのです。

新行)そうなのですか。

森田)ゆっくり出るので、医師に相談する機会を見つけることができず、うつ状態になって初めて受診するような人もいると考えられています。

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さまざまな男性更年期障害の治療法

森田)医療機関に行くと、さまざまな男性更年期障害の治療がなされています。例えば男性ホルモン補充療法や漢方薬、またED治療薬などを投与する場合もあります。

飯田)いろいろな治療法がある。

森田)男性ホルモン補充療法は男性ホルモンを注射によって補充する方法で、血中のテストステロン値が低い方に適用されます。ただ、女性の更年期障害に対するホルモン療法のように、多くの方に効果が約束されているわけではないので、効果には個人差があることを理解しておかなければなりません。また、前立腺がんなどの治療中の方や、強い前立腺肥大の方は、この治療が受けられないことになっています。

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副作用が少なく、有効性が高い漢方薬での治療

森田)いま期待されているのは漢方薬です。

飯田)漢方薬ですか。

森田)漢方薬は副作用も少ないですし、有効性も高いと考えられています。

飯田)なるほど。

森田)男性更年期障害の多くはED(勃起不全)を合併しますが、治療薬としてバイアグラ、レビトラ、シアリスなどがあり、大変効果的です。偽物の薬がネットで販売されていて、購入できるケースもありますので、必ず医師の処方を受けてください。診療科は泌尿器科です。

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番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター
毎週月~金曜日 朝6:15~番組HP
医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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