肺活量の検査、量が少ないと何かよくないの? 医師が回答

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 ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(3月19日放送)で、「肺活量」に関して医師が回答した。

 番組に寄せられた健康の疑問『肺活量の検査って何がわかるの? 量が少ないと、何かよくないの?』に対して、医師が回答した。

 「肺活量とは、息を思い切り吸って、思い切り吐き出したときの息(空気)の量のことです。肺活量は年齢や性別の影響を受けるので、通常はこれらから予測された値と、実際の測定値とを比較して判定します。

 肺機能検査は肺が固くなったり、呼吸で使う筋が弱くなったりして肺が十分に拡がらない、肺の空気を入れる容量が少なくなっているか、空気の通り道である気道が狭くなっていることなどがないかを調べています。

 詳しい肺機能検査では、2通りの息の吐き方をします。普通に吐き出すのと、一気に吐き出す吐き方で、その際に測定されたさまざまな値を使って、総合的に呼吸機能を判定するのです。

 呼吸器系に異常はないのに、測定結果が異常値を示すことがあります。正確な結果を出すためには、検査を受ける人が目的に合った呼吸をするよう、技師が呼吸方法を上手に指導する必要があり、検査を受ける側も協力して指示に従った呼吸をしなければなりません。

 結果がよくなかったからといって、肺機能が悪いとは必ずしも言えず、単に呼吸が上手にできなかったのかもしれないのです。また高度の肥満や、脊椎側弯症などでも異常値を示すことがあります」

ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」

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