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“恐怖指数”がリーマンショック以来の急上昇 ネット上で「世界恐慌の恐れ」など不安の声

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 アメリカ株式市場の金融指標であるVIX指数(恐怖指数)が17日、リーマンショックに並ぶ、過去最高水準を記録しました。

 VIX指数は、投資家が市場に抱く不安の程度を示していると言われ、経済に対する強い危機感が広まる時期に高騰します。

画像はTradingViewより引用

「VIX指数」の評価は?

 SNS分析ツールで「恐怖指数 VIX」に関するツイートを解析したところ、ポジティブな反応とネガティブな反応は、ちょうど50%ずつでした。

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「VIX指数」の盛り上がりは?

 VIX指数は、投資家が市場に抱く不安の程度を示していると言われ、経済に対する強い危機感が広まる時期に高騰します。VIX指数の過去最大はリーマンショックのあった2008年11月の89.53で、アメリカ同時多発テロのあった2001年9月の49.35が続きます。

 今回はリーマンショック以降で初めて80を突破し、82.69を記録。SNS上では「世界恐慌の恐れ」「歴史的な日になってしまった」など、世界経済の先行きを悲観する声が多く聞かれます。

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下げ止まらないニューヨーク株式市場

 ニューヨーク株式市場では9日、ダウ平均株価が過去最大級の下げ幅を記録しましたが、その後も下落が止まりません。16日には、早くも3度目となるサーキットブレーカーを発動。新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響が続いています。

 またトランプ大統領は、新型コロナウイルスの流行が7〜8月頃まで続くかもしれない可能性に言及。アメリカが景気後退に陥る恐れがあるかと記者に問われ、その可能性はあると回答するなど、今後の動向について悲観的な見方を示しました。

 これまでアメリカ経済に問題はないなど強気な発言を続けてきたトランプ大統領が、ここに来て態度を反転。追加の金融政策など政府主導の対策を進めつつ、外食や通学・通勤、イベントなどの自粛を要請するなど、さらなる協力を国民に求めています。その変化に、アメリカ経済の先行きを不安視する声も広がっています。

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日本版VIX指数「日経VI」も上昇傾向

 日本においてVIX指数に相当する指標として使われる日経VIも、2月から上昇傾向が続いています。16日には、東日本大震災のあった2011年以来、9年ぶりに60を突破。17日には56まで下がりましたが、依然として高い状態が続いています。

 ただし、リーマンショックの時を上回ったVIX指数に対し、日経VIは同時期の92から見るとかなり落ち着いています。

 この点に対して、SNS上では「まだ大丈夫」「国内マーケットしか見てない危機感が薄い恐怖指標」「久しぶりに下がったけど安心はできない」など、反応が分かれています。

 一向に落ち着く兆しが見られない新型コロナウイルスの感染拡大。今後も予断を許さない状況が続く中、各国の対応が注目されます。

調査概要

調査期間2020年3月17日
調査対象Twitter
調査件数405 件(10%サンプリング)
調査キーワード恐怖指数 VIX
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正
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