【世界の労働時間】年間平均ランキングTOP10 最長は「メキシコ」に決定【国際調査結果】

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 一般的に日本人は勤勉、働き者などといわれています。しかし、実は世界には日本人よりもたくさん働いている国が多くあります。

 今回は、グローバルノート(東京都港区)の「世界の労働時間 国別ランキング・推移(OECD調べ、資料:GLOBAL NOTE、出典:国連)」を参考に、世界の国別労働時間ランキングを紹介します。2019年に最も労働時間が長かったのはどこの国なのでしょうか? また、日本が何位にランクインしているのかも注目です。

以下、画像は「Amazon.co.jp」から引用
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第3位:韓国(1967時間/年)

 第3位は、韓国です。2019年の1人当たりの平均年間労働時間は1967時間となっています。18年の年間労働時間は1993時間だったので、前年度比でマイナス26時間です。

 韓国では、18年に1週間の労働時間の上限を68時間から52時間に引き下げる「週52時間勤務制」を含んだ労働基準法改正を行いました。これを受けて民間企業では労働時間を短縮するための制度を導入しているようです。韓国にとって現在は労働時間が短くなるまでの過渡期であり、これからもっと短くなるのかもしれません。

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第2位:コスタリカ(2060時間/年)

 第2位はコスタリカで、2019年の1人当たりの平均年間労働時間は2060時間でした。18年の年間労働時間は2121時間であり、前年度比でマイナス61時間。また、ピークだった08年の2392時間と比べると、労働時間はマイナス332時間と大幅に短くなっています。

 コスタリカの法定労働時間は1日8時間、週48時間と決まっており、残業は4時間以内と規定されています。また、一般的には週休2日制で、50週間働けば2週間の年次有給休暇を取得することも可能です。農業が盛んな国ではありますが、実は医療機器の製造業や観光業などにも力を入れており、観光客向けの大型スーパーやショッピングセンターは365日営業しているそうです。

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第1位:メキシコ(2137時間/年)

 第1位はメキシコで、2019年の1人当たりの平均年間労働時間は2137時間でした。18年にコスタリカを抜いて1位になり、2年連続で最も労働時間が長い国になりました。前年度比ではマイナス12時間ですが、10年以降はほぼ横ばいという状況です。

 メキシコの法定労働時間は最長で1日8時間、週48時間であり、残業は1日3時間、週3回までと決められています。また、基本的に土曜出勤であることが多く、週休1日制がスタンダードとなっているそうです。ただし、有給休暇の取得率は高いという特徴もあります。普段はしっかり働くけれど、自分で休む日を決めて休暇を取るのがメキシコ人の働き方のようです。

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